ウィッグを日常使いするときのお悩み

長時間の着用による疲れ

ウィッグを朝から晩まで着用し続けていると首や肩が凝ったり、頭が痛くなったりすることがあります。頭がズキズキと痛み、夕方頃には被っていられないほどの痛みが出る方もいらっしゃるかもしれません。

長時間の着用で体調に異変が起こる場合、ウィッグのサイズや形が合っていないことが考えられます。まずはウィッグのサイズや形を見直してみましょう。

蒸れや肌荒れが起きる

ウィッグを着用していると熱がこもりやすくなります。頭皮から汗が出てウィッグ内が蒸れることで、頭皮のかゆみや肌荒れを引き起こすケースは多いです。特に夏場は気温や湿度が高く、蒸れによる悩みがつきません。頭皮は思っている以上に汗をかいているため、ウィッグの下にガーゼキャップを着用して汗を吸い取ることがポイントです。

また、タオルやハンカチなどで汗を拭く、こまめにガーゼキャップを取り替えるとさっぱりします。

ウィッグが絡まりやすい

ウィッグを長い期間使用していると髪の毛が傷み、絡まりやすくなります。クシの通りが悪い状態で無理やり髪をとかすと、さらに絡まって髪が傷んでしまうおそれがあります。また、ウィッグの絡まりやすさは素材によっても異なります。例えば、人工毛は静電気が発生しやすいため、摩擦による縮れや絡まりが発生します。

ウィッグを快適に使用するポイント

ウィッグを長く快適に使い続けるためのポイントは以下のとおりです。

購入前にサイズや重さを確認する

ウィッグを購入する際は、サイズや重さの確認を行いましょう。サイズが合っていないと長時間着用したときに疲れが出やすいです。最近はサイズが調整できる商品も販売されており、自分に合ったウィッグを探せます。

また、ウィッグの重みで頭が疲れてしまう場合もあるため、部分ウィッグや軽量タイプの商品を使用し、重みによる負担を軽減することをおすすめします。

ベースが薄いウィッグを使用する

頭皮の蒸れを解決したい場合、ウィッグのベース部分の薄さや素材にも注目しましょう。ベース部分が薄いと通気性が良く蒸れにくくなるため、夏場も快適に使用できます。

適切なお手入れを実践する

ウィッグの絡まりを抑えて長く使用するためには、日々のお手入れが欠かせません。ウィッグを洗うときはまず優しくブラッシングし、ホコリなどを取り除きましょう。

水やぬるま湯にシャンプーを入れて、擦らずに優しく押しながら洗うことがポイントです。乾かす際はタオルで優しく包んで余分な水分を吸い取り、オイルを馴染ませてブラッシングし、ドライヤーで乾かしましょう。